【Q&A】気密性の高い家って「密閉」にならないの?

A.いまもっとも興味のあるご質問だと思います。
気密性能の良い家は密閉度が高い。それゆえ(いるかも知れない)ウィルスが濃度を増していき、感染リスクがどんどん高まる…。確かにそう考えてしまいますよね。


またほかにも「気密性能の高い家です」と言うと、「息苦しそう」と言われることがあります。
これもウィルス濃度と同じ発想と言えるでしょう。

結論を先に言うと、高性能住宅は「普通の家よりもウィルス感染リスクが低く」、「息苦しくない」です。

なぜなら、高性能住宅には必ず「24時間換気扇」が設置されていて、常に空気を入れ替えているからです。

ちょっと想像してみてください。
「すき間が多く、必要な時だけ換気扇を回す家」よりも、「すき間がほとんどなく、24時間、換気扇を回している家」のほうが、空気の新鮮度が高いのは感覚的に理解できるところです。
前者には”すきま風”という自然換気がありますが、意図して制御できるものではありませんしね(^_^;

「でも、停電の時は?電気がなかったらさすがに24時間換気扇も何もないよね」。
おっしゃるとおりです。
そんなときは、窓を開けて換気する(笑)。
これは高気密だろうが普通の家だろうが、一緒のことなんです。

さて、もうちょっと突っ込んだ話をしましょう。

24時間換気扇の中に「熱交換型換気扇」というジャンルがあります。ごく薄い紙を隔てて排気と給気がすれ違い、熱や湿度を交換するという凝った仕組みの換気扇です。

この仕組みの心臓部を「熱交換素子」といいますが、この「ごく薄い紙」をウィルスが透過するのではないか?
せっかく排気と共に出ていくはずのウィルスが再び給気口から入ってくるのではないか?と心配される方もおられると思います。


これには、公益社団法人「空気調和・衛生工学会」が回答をしてくれています。
熱交換素子を経由したウイルスの漏洩リスクは少なく、外気と排気の漏れによる漏洩も 5%程度と小さいので、熱交換モードでの運転には問題ない」としています。



ただし、ウィルス対策として換気風量は普段よりも大きい方がいいので、「処理風量を増やして有効換気量が大きくなる運転モードを取り扱い説明書などで確認して運転モードを設定する」のが望ましい、としています。



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