【Q&A】気密性も、断熱基準みたいに数値化できるの?

A.もちろんできます。
「C値」という言葉を聞いたことはありませんか?これは「しーち」と読み、気密性能を表す数値です。

断熱性能を表す数値(UA値やQ値)と決定的に違うのは、「実際に測定する」ところです。つまりUA値やQ値は計算で出せるのですが、気密性能は現地に機械を持って行って測ります。


測定の結果出てきたC値とは、建物全体にある隙間面積(cm2)を延床面積(m2)で割った数値ですから、「値が小さければ小さいほど気密性能が高い」ことになります。

例えば一階と二階合わせて床面積が100m2(約30坪)の家があるとして、
C値=1.0の場合、家のあっちこちにあるすき間を1か所に集めると、その面積は100cm2(10×10cmの正方形と同じ)だということです。


「そもそもなぜ家にすき間がないほうがいいの?」
「すき間があるほうが風通しがよさそう」

そんな疑問には、のちのちこのブログでお答えしていくとして、ここでは結論だけ言っておきます。

家にはすき間がないほどいい」んです(笑)。

だから地域工務店だけでなく、最近はハウスメーカーも数値を公表するようになってきています。

<施工会社> C値(延べ30坪の家の場合のすき間面積)
一条工務店 i-cube 0.59(一辺7.7cmの正方形)
一条工務店 夢の家 0.71(一辺8.4cmの正方形)
スウェーデンハウス 0.73(一辺8.5cmの正方形)
ミサワホーム 2.0(一辺14.1cmの正方形)
セキスイハイム 2.0(一辺14.1cmの正方形)
エスバイエル 3.7(一辺19.2cmの正方形)
一般的な日本の住宅 10.0(一辺31.6 cmの正方形)


ハウスメーカーがC値を公表するのはどんなに大変なことかわかりますか?
断熱性能は計算式で出ますから、公表なんかいくらでもできます。でも、気密性能はそういうわけにはいかない。実際に現場で測定する数値だからです。

私たち地域工務店は、大工がどんな知識と技術を持ち合わせているか、一人ひとり熟知しています。また規模が小さいですから、全体のレベルアップも図れます。

でもハウスメーカーはいったん数値を公表した以上、「どんな大工さんが来ても」この数値を守らなければなりません。ということは、部材の設計と施工マニュアルで気密性能を確保しているのだろうと予想できます。

マイスターが寄ってたかって作り上げる1台のスペシャルカーも素晴らしいけれど、何万点にもおよぶ部品を設計し、寸分の狂いもなく接合して出来上がる大衆車の設計技術も素晴らしい。

私はそう考える人間なので、ハウスメーカー、特に一条工務店さんのC値などは驚嘆に値すると思っています。

対して弊社は1年に1~3台のスペシャルカーを作る会社です。だからC値でハウスメーカーさんに負けるわけにはいきません。

アイビ建築の高性能エコハウス C値0.3(一辺5.6cmの正方形)以下(確約値)



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