【Q&A】全国的に大工不足だと聞きました。御社は大丈夫ですか?

A.弊社には専属大工6名がいます。今後10年は大丈夫ですが、若手大工育成は喫緊の課題です。

全国的に大工さんが足りなくなってきています。

大工さんになる若い人の人数を、引退する人数が上回るようになって久しいです。これから大工さん不足が加速するのは間違いないところです。

下のグラフは大工さんの人数の推移です。


そもそもなぜ大工さんが減ってきたかというと、新築の数が減ってきたからです。


上のグラフを見ると、大工さんの減少とともに新築も減っていて、需給関係は正常であるように思えます。つまり大工さん不足ではないように見える。

しかし現場はそうではありません。
リフォーム需要が増しているからです。

今も昔も、新築もリフォームも、「まずは大工さんありき」です。
他のさまざまな専門職人さん(電気、水道、内装、屋根‥)はすべて、大工さんの造る下地になにかをする仕事です。
大工さんがいなければリフォーム工事ができません


このグラフを見ると未来がわかります。

2010年に注目してください。

10年後の2020年(は、もう過ぎていますね)には、緑(60歳以上)の人が引退し、青(50~59歳)の人が緑になっている。
20年後の2030年には黄色(40~49歳)の人が緑になっている。

つまり、若い大工さんを増やさなければリフォーム工事ができなくなるということです。

「◯◯工務店」や「△△リフォーム」と名乗っていても、大工さんがいない会社が少なくありません。
すべて外注の大工さん頼りということです。


大工さんが少なくなったら、工事店同士の取り合いになります。
日給3万円、4万円が当たり前になります。
でも私はそれでいいと思っています。

本来大工さんとは、もっと高給でもっと「なりたい職業」でなければならないと思うからです。
「棟梁」と呼ばれる技術も人間性も磨かれた大工さんなら、大企業の部課長クラス(年収1千万円)くらいはもらっても良いと思っています。
結果としてリフォーム工事代金が上がりますが、それが適正価格なのだから仕方がありません。

日給が上がるのは構わないのです。
でも、大工さんがもっと不足して工事ができなくなるのが困る。
工務店が困るから?
もちろんそれもありますが、それよりもリフォーム工事を望むお客様、気持ちよく毎日を暮らしたいと願うお客様が困るからです。


だから若い大工さんを増やさなければならない。
まだ教えられる大工さんがいるうちに、若い大工さんにその技術と心得を伝承してもらわなければ。

同業の社長がこんなことを言っていました。
「若い大工さんがウチである程度腕を磨いて、もしも他の工務店に移りたくなったら移っていい。それでもウチは世の中に大工さんを1人増やしたことになるから」。


もはや「自分の会社が良かったらいいんだ」という範疇をはるかに超え、社会貢献の域に達しています。
そう、若い大工さんを育てるのは社会貢献であり、地域貢献なのです
そう考える工務店、リフォーム店を増やし、ともに世の中の大工さんを増やしていこうというムーブメントを起こしたいと思っています。


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