【Q&A】断熱材の種類によって断熱性能も変わるの?

A.おっしゃる通り、断熱材の種類で性能は変わります。
が、家の断熱性能を同じにすることはできます。

と、あえてややこしい答え方をしてみました(笑)。
でもこれ、本当なんですよ。

例を挙げてご説明しましょう。

ガラスはとても断熱性能の低い素材ですが(直感的にわかりますよね)、厚さを2.7メートル(2,700㎜)にすればグラスウール105㎜厚(16kg品)と同じ断熱性能になります。

面白いですよね。
厚さ2.7メートルのガラスに囲まれた家。
しかもちゃんと住めてしまう断熱性能があるなんて(笑)。


でもそんな酔狂な人はいません(技術的にも無理だと思います)し、土地が「ウナギの寝床」だったら、住む場所がなくなってしまいます(笑)。

逆に言えば、「同じ断熱性能をなるべく薄く達成できる素材のほうが、室内面積を大きく取れるということになります。

そこで素材同士を比べるのに、「熱伝導率λ(単位W/mK)」という数値が役に立ってくるのです。
熱還流率は、その値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。

ためしに身近な素材の熱還流率を見てみましょう。断熱性能が低いものから挙げていきますね。

<素材 熱伝導率λ>
アルミ 237
鉄 53
ガラス 1
レンガ 0.62
水 0.6
木材 0.12
段ボール 0.07

どうでしょうか。面白いでしょう?

私がこの数値を見て思ったこと。

「アルミって抜群に断熱性なくて、窓サッシには向いてないな」
「水ってガラスより熱を伝えにくいんだ!」
「将来もしもそういう境遇になったら、まず段ボールを集めよう(笑)」


ではここから断熱材の熱還流率を比べてみましょう。

グラスウール16kg 0.038
ポリスチレンフォーム 0.036~0.028
硬質ウレタンフォーム 0.025
フェノールフォーム 0.020~0.018
空気 0.020
(真空断熱材 0.002)

どうでしょうか?
いかに空気が優れた断熱材かがわかりますよね。

そして、きっとこう言われそうです。
「じゃあ壁や天井の中に断熱材なんて要らないってことだよね?だって空気が一番優れた断熱材ってことなんだから」

間違っていないんですが、間違いです(笑)。
壁の中に空気という断熱材だけを入れると、「対流」が起きてしまうのです。
この対流が起こると、断熱性がガクッと落ちてしまうのです。

だから実は、グラスウールやフェノールフォームなど(ほぼ)すべての断熱材は、「優れた断熱材である『空気』を、対流が起こらないように閉じ込める」役目を果たしているだけなのです。

言い換えれば、断熱材の断熱性が空気よりもわずかながら低いのは、閉じ込める役目を果たしている「素材」が空気よりも断熱性が低いからなのです。

ちなみに空気よりもダントツに高い断熱材は、空気に頼らない「真空断熱材」である、というのも実に面白いですね。

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