【Q&A】制震装置って、どんなものでしょう?

A.
制震(せいしん)」をご説明する前に、「耐震(たいしん)」を別の角度から見てみましょう。

前回このブログで説明した「耐震」とはつまり、地震で倒れないように「家をガチガチに固める」ことです。これで倒壊を避けることができます。

でも…ご存知でしょうか?
耐震とは、「1回目の大きな揺れ」にのみ保証された基準であるということを。

つまり耐震とは、「1回目の揺れにはキチンと耐えるから、揺れがおさまったら避難してね」という考え方のものなのです。

ですからかつての熊本地震において、1回目の大きな揺れに耐えた家が、2回目の本震で倒れたのは不思議なことではないのです。

ではなぜ、「1回」なのでしょうか。

ガチガチに固めた家とはつまり、家じゅうに構造用合板を張ったり、耐震金物を取り付けたりしている家のことです。それらはすべてビス(ねじ)や釘で留まっていますが、地震の揺れでそれらが「緩んだ」状態になり、その後ふたたび来た地震でついに外れて倒壊するのです。

もしも2回目の地震にも耐えきったり、あるいは2回めの地震そのものが起こらず、見た目に損傷がなければ、誰でもそのまま住み続けるだろうと思います。

ここに大きな危険が潜んでいます。

この状態で、もしも数年後に大きな地震があれば、「1回目の地震」で倒壊してしまうかもしれないからです。

弊社の「高性能エコハウス」は、家じゅうのビスや釘が緩まないよう、「制震装置」を標準装備しています。

これは「地震の揺れを熱エネルギーに転換することで建物の倒壊を防ぐ」ための装置です。いわば地震の揺れを「上手にいなす」わけですね。

具体的な形状としては、乗用車のタイヤの奥にある「オイルダンパー」にそっくりなものや、トラックのタイヤの奥にある「板バネ」にそっくりなものなどがあります。

いずれも路面から来る「揺れ」をいかに車内の人や荷物に伝えず、揺れの少ない乗り心地を提供するかを、長い時間をかけて追求してきたものです。

今度は地震という揺れに対処するために、そっくりなものが家にも使われているなんて、なんだか面白いですよね。


 

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