【Q&A】世界と比べると、日本の断熱のレベルは相当遅れてるってホント?

A.まことに残念ですが、ホントです。

1970年代までは日本も欧米も、住宅は「無断熱」に近い建物でした。
違ったのは暖房の範囲です。
日本ではコタツや石油ストーブで「局所的」に暖をとり、欧米では昔から「家全体」を暖めていました。なにしろ無断熱の住宅ですから、欧米でのエネルギー消費量は莫大でした(灯油換算で1㎡あたり20リットル)。

ここでオイルショックが起こります。
欧米では家全体を少ないエネルギーで暖めるためにどんどん家の断熱化が進み、
今では日本とはけた違いの断熱性能になっています。

オイルショック以前は1㎡あたり20リットル(灯油換算)ものエネルギーを消費していたのが、1985年には16リットルまで省エネ化が進み、2009年にはなんと6リットルまで義務化が進みました。

いっぽう局所暖房文化の日本には「家を断熱する」という考えかたが育たず、「冬が寒いのは当たり前」として我慢して暮らしてきました(結果として現在、ヒートショックで年間19,000名もの人が亡くなっています)。

東日本大震災後、日本でもようやく断熱が意識されはじめましたが、いまだに義務基準はありません。
この春(2020年4月1日)から義務化されるのは、
「今から建てるあなたの家は『省エネルギー基準』に達しています」「達していません」
という説明義務だけです。

ここでいう日本の「省エネルギー基準」は欧米での1988年基準以下のもので、現在新築されている日本の家の6割以上がその基準すら満たしていません。

どうしてこんなに日欧で差ができてしまったのでしょうか。
「家全体を暖めるなんてもったいない」という日本人ならではの美徳もあるでしょう。コタツにどてらという優れたコンビの存在も大きいような気がします。
しかしそれが年間19,000人というヒートショック死を呼び健康寿命を縮めているのだとしたら、誇るべき美徳や文化と呼ぶのははばかられるように思います。

手前味噌になりますが、私たちが手掛けた高性能エコハウスは、一般的な住宅の55~65%の光熱費で家全体を24時間冷暖房しながら暮らすことができます。
決して「もったいない」なんて言わせない住宅です。

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